【第8回目】カフェ空間の作り方での注意点
こんにちは。現役カフェオーナーのアスカです!
こちらの記事は、何も知識のないところから、本当に自分でカフェがオープンできるようになるまでを連載しております。
順に読み進めていただくと、カフェ経営の知識が身につきますのでぜひご覧くださいね!
では席におつきください。
さあ、当店での席での居心地はいかがでしょう?
今回の授業はまさに「席の配置や動線」についてです。
カフェ経営初心者のかたは、何も考えずに、ただただ「いい感じ」に、席の配置や仕切りを決めてしまいます。
席や仕切りの配置で一番重要なのは、「いい感じさ」ではなく「いかに効率的に動けるか」です!!
いわゆる動線を考えて、配置しなくてはなりません。
(動線とは人の動きの経路図のような感じです)
いい感じさも、もちろん次に大切なのですが、実際オープンして、接客をする際の効率化は非常に重要です。
忙しい時は特に!
例えば、可能であれば、厨房からの出入り口は2つ設けて両サイドから出れた方が、かなりの効率化に繋がります。
なぜかというと、より近い方からお客様に配膳できるし、スタッフが二人以上いる場合は出入りでぶつかることも避けられます。
本当に、厨房からの出入口が二つあるのはとても重要項目です!
ドリンク運ぶのは結構怖いです。
もしこれから内装を考える場合はご参考ください。
他にもお客様の様子が、作業しながら見えるだけで効率化にもつながります。
かと言って、オープンキッチンに抵抗のある場合は、またそれなりの間仕切りを考える必要があります。
レジへの動線も重要ですね!
例えばうちのお店では、先のご注文になるので、レジと厨房がすぐそばということで、お客様のオーダーを厨房と共有することで少しでも早く調理作業へ取り掛かることができます。
などなど、こういったことを踏まえて内装を整えてください。
そしてその次に考えないといけないのは、お客様がいかに心地よく過ごせるかということです。
皆様ここを一番に考えてしまいがちです。(いいことなんですが)
ここはカフェなら非常に重要な部分です。
ラーメン屋とは違い、ある程度の空間のゆとりが必要です。
隣の席と近すぎないか(最低50cmはあける)、
椅子をひいた時に後ろのお客様とあたらないか、
別のお客様同士が目の合うような配置になっていないか、
子連れのお客様にも対応可能かなど。
ターゲットとする客層によっても席は大きく変わってきます。
しかし、空間のゆとりばかりを重視していては、席数が減ってしまうのも困ります。
お客様を逃さないためにも席数は重要です。
特にあなたが人気店を目指しているのなら!
とにかく、
必要な利益から逆算して、席数を決めて、動線も考えて、それでいて居心地のいい空間を作る!
これだけ考えてカフェ空間を配置できれば、何も考えずにいい感じに配置するよりは後悔が少ない間取りになるはずです。
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今回のポイント
✅空間デザインでまず意識することはスタッフの動線
✅カフェは空間にゆとりが必要
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